人を惑わせる格言

時代にそぐわない格言が多い。
例えば、「石の上にも3年」
今時、上手くいかないことに3年も執着していいていいのか。
長くても1年で答えを出すべきなのでは・・・・
そうでないと、時代の変化に対応できない。
これからは「石の上には長くて1年」
「亀の甲より年の功」
夜の小料理屋の老人たちには、「年の功より亀の甲」が似合う。
「早期退職をして3千万あるんだけどどうしたらいいですかね」
といつもは一人酒の男が珍しく隣の常連仲間の老人に訊く。
「高利回りならFX(外国為替証拠金取引)だよ」と彼が答える。
こんな恐ろしいアドヴァイスにのったらとんでもないことになる。
このアドヴァイスをしているのはパチンコ狂いの60代。
※こんな男に毎月の年金が20万円以上だそうだ、北朝鮮がニコニコしている。
私なら余分な金があったら土地を買って、優雅な余生を送るのに・・・・
絶対に年利0.5%前後の国債も買わないし、銀行にも預金はしない。
ましてや、FXなんてとんでもない、年の功ほど当てにならないものはない。
年をとるとみんなそれなりの大人に見えるから、誰に相談していいかが難しい。
「友達の輪を広げなさい」
そんなことをするから、悪い友達に足を引っ張られることになるし、
友達づきあいが忙しくなって自分を見失うことにもなる。
それに、夜の誘いも多くなるし、挙句に不倫なんてことにもなる。
友達は誠実なのが2〜3人もいれば十分だ。
そして、最後の極めつけ、「食べ物を残すな」
私に言わせれば、これは「早く死ね」というに等しい言葉だ。
もしこの通りに生きていたら、どれほど家族に迷惑をかけただろうか。
脳梗塞、糖尿病、痛風・・・
偽善者は言う、「その日の食べ物にも困っている人たちが大勢いるんだよ」
年寄りは言う、「戦後の大変な時代を知らない若者はなっとらん」
教育者は言う、「食べ物を残さないのは物を大切にする心の原点だ」
みんなどこかで理論がずれている。
その日の食べ物にも困っている人の問題と「残す」こととは別問題。
戦後と今とは全てに於いて、天と地ほど状況が違っている。
物を大切にするなら、食べられる分だけ料理すればいいのだ。
見当違いに大量に作っておいて、「全部食え」はないだろう。
時代錯誤の格言やコマーシャル用の格言には十分に注意して、
体を大切にして、いい人生を送りたいものだ。

横須賀市粟田の「花恋」:私のビルのテナントとして夫婦で10年頑張った。
大成功して、5年位前に粟田の高台に店舗付きの大きな自宅を建てた。
次々と新企画が当っていて、私の案だった2千円の配達弁当も大当たり。
1万円のお正月のおせちも2百近く注文があるというから凄い。
「私との縁で開運した人たちの一人だ」と勝手に思い込んでいる。

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