頓珍漢(2)

「やなせたかしの頓珍漢」を書いてからもう半年。
この間、自分が頓珍漢にならないように気をつけてきた。
そして、思いついたのが「虚仮にされることの大切さ」

こんな私でも、それなりに敬われる場所がある。
それは私がしてきた仕事を知っている人たちがいる所。
でも、一歩そこから出れば誰も敬ったりはしてくれない。

そんなところで頓珍漢に偉そうなことを言っても、
誰も振り向きもしない、下手をすれば虚仮(コケ)にされる。
実際に虚仮にされれば、数日は立ち直れないのが普通。
だから、知らないところでは謙虚に小さくなって、
出来るだけ何も喋らないように自分を抑えている。

ただ、最近思うのは、「虚仮にされるのも必要なのでは?」
自分の世界にこもって、ちやほやされてばかりいると、
傲慢でアホな「やなせたかし」になってしまう気がする。

コケにされ、自分とは何かを再認識することって、
自分の本当の姿が見えてくるような気がするのだ。
そうすれば自ずから謙虚に振舞うようになる筈だ。

だから、時々、自分の世界から飛び出して、
ちやほやされない一日を体験することが
結果的に自分を高めるように思えてきたのだ。
例えば、○×勉強会とか○×パーティとか・・・

今晩、あまり知らない人たちのパーティに呼ばれている。
そこには私が何をしてきた人間なんて知る人はいない。
その意味で、居心地の悪さは半端ではないだろう。
でも、敢えて、そこに身を置いて、
自分を磨いてこようと考えている。

それにしても、「あー、気が重い」

追記:そのパーティの出席予定者は
安倍総理、山口代表、西川史子、石田純一、海老蔵夫人、
徳光アナ、有働アナ、三国シェフ、坂井シェフ、ニトリ社長
中尾彬・池波志乃夫妻、藤野 真紀子、キッコーマン会長
甘利大臣、等々

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