一人社長天国(2)

「一人社長天国」で書いたブログを思い出しながら、
今のアウトソーシング術 を更に磨いていこうと意を新たにした。
それにしても、塾時代の生活と今の一人社長の生活とは雲泥の差である。
一番の違いは、昔よりずっと経営指標を分析する時間が増えたこと。
思えば、昔は経理担当者にお任せで、ほとんど財務諸表の分析をしなかった。
当然、帳簿類のチェックもしなかったし、決算も税理士にお任せだった。
経理担当者が善人だからよかったが、もし悪人だったらと思うとぞっとする。
それに、指標の分析結果を比べると、経営内容が今の方が格段にいい。
百人で戦ったときより、今一人でたたき出している利益の方が遥かに大きい。
もちろん、それを可能にしているのはパソコンであることは言うまでもない。
これだけの数字を一人で把握するなんてことはエクセルなしでは考えられない。
社交の時間が極端に減ったのも大きな違いだ。
当時はロータリークラブなどに所属し、それに多くの時間を割かれた。
後悔はしていないが、事業家としては随分と無駄な時間を過ごしてしまった。
時間といえば、社員を理解するための時間がなくなったことも大きい。
社長は社員の心を掌握しなければいけないなんてよく言うが、
これは私が一番苦手なことで、絶対に好きにはなれない。
カンブリア宮殿に呼ばれる優秀な社長さんたちには怒られそうだが、
「社員が社長を理解する努力をして欲しい」と、今でも心底思っている。
上記二つの理由で減った時間は莫大で、
これが一人社長天国での生活を天国たらしめていると言っても過言ではない。
仕事に追われるのではなく、仕事と夢を追う今の方がずっと健康にはいい。
また、気兼ねなく美味しいものを食べる機会が増えたのは言うまでもない。
当然、土地活用でない次の新ビジネスもアウトソーシングで行く。
この仕事で外部から私に協力する人たちへの十分な見返りも考えている。
先日もネットのプロとその打ち合わせをした、実に感動的だった。

森戸海岸の「海狼」:裕次郎がこよなく愛した店。
ここのフカヒレは気仙沼産の最高級品だけを使用。
見た目にも美しく、独特の歯ごたえがたまらない。

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