マーフィーの成功法則

「1秒ルール」で、強過ぎる信念は成功の妨げであることを再確認した。
でも、マーフィーの成功法則が全て間違っているなどとは思っていない。
いい機会だと思い、若き日に何度も読んだマーフィーの本を読み直した。
すると、7割くらいは今でも通用する深い言葉が並び、改めて感動した。
「失敗者の群れ」という章には今更ながら頷くことが多い。
失敗者は成功者を妬み、世の中の不条理を嘆くために群れる。
話題はいつも不満に満ち、決して建設的な会話はしない。
ゴルフや卓球などの趣味ですら、上手な人には声をかけない。
彼らは成功者の群れには近づこうとはせず、弱者同士で群れている。
当然この中から強い者や成功者は出てこない。
だから、成功者の習性は全てこの反対であるとマーフィーは言う。
仕事だけでなく、遊びですら常により強い人と交わることを望み、
成功者との情報交換に余念が無く、話題は常に前向きだ。
先日建築を依頼した建設屋の社長さんもそんな中の一人だった。
彼らは物事を肯定的に考え、悪口や誹謗中傷には興味が無い。
明確な目的意識を持ち、努力を苦にしないどころかそれを楽しんでしまう。
例え失敗しても、それを成功の前兆と捉えてしまうほど前向きなのだ。
しかし、マーフィーや本田さんの本を10年間読み続けても、
成功のチャンスが訪れないと告白する人が私の周りにも多い。
成功本を読み、その人なりに努力をしても、
必ずしも成功はしないのは至極当たり前で、世の中はそう甘くはない。
彼らには成功への努力の総和が不足しているのはないだろうか。
理論や理屈だけでは成功のチャンスは掴めるとは思えない。
努力の総和、かけた時間の総和に運が絡んで成功という結果になる。
だから、マーフィーの本は読んでいないが、
桁外れの努力で成功の階段を一気に上っていく元教え子も何人かいる。
こんな懐かしいマーフィーの文章を読みながら人生を振り返ると、
徹夜、徹夜で学習塾の教材作りに取り組んだあの熱い記憶が蘇る。
幾つになろうとこの挑戦的な生き方を失いたくない。

用賀の「本城」:ランチは10月末まで予約が一杯だという。そのランチの会席(2625円)は青山や赤坂なら7千円の内容。

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