省税

暑くて外に出たくないから事務所や茶店で読書三昧の毎日。
「会社を赤字にすれば5年で1200万円の節税になる」
今日は、こんなショッキングな見出しの節税本に遭遇。
毎年の処分前期間利益が6500万円ある会社という設定だ。
※この設定は私が25年前に売った学習塾の実情とそっくりで面白い。
役員5人の報酬として4200万円を取り、所得税を410万円払い、
会社利益を2300万として、法人税を960万払う。
こうして、きちんと黒字会社にするか。
役員5人の報酬を増やして6800万円とし、所得税を1130万円払い、
会社利益を100万円の赤字とし、法人税負担をゼロにするか。
もしこうすると、毎年の税負担が1370−1130で240万円も少なくなる。
これを5年間実行すると1200万円も税が減るという話なのだ。
会社の利益計画を「年単位でなく5年単位で考えろ」という著者の発想。
日本は世界でも有数の法人税の高い国、だから著者は考えた。
「どうしたら省税ができるか」と。
※ 彼は「節税」とは言わず、「省税」という。
※ 既に彼の会社も海外に工場を移転した。税の高い国からは
優秀な会社と人がどんどん逃げていく。だから、就職難はますますひどくなる。
赤字会社は銀行から融資を受けにくいからと躊躇する人もいるだろうが、
同族会社の場合は、会社と社長の資産合計をその実力と見なされる。
だから、社長を太らせれば会社は痩せていても問題はないと彼はいう。
面白いことを考える社長さんがいるものだが、
1200万円となると無視できない情報だ。
今夜は我が社の決算書を見直してみよう。

恵比寿ガーデンプレイスの龍天門:ここで裏メニューの
冷やし坦々麺を頼む人はかなりのグルメ

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