老化現象

マンション管理組合の人間関係で修行したせいか、
自分の考え方を相手に押し付けようとしなくなった。
「分かってもらえないのも己の運」と思っている。
だから、先日の理事会での暴挙も一瞬の出来事で、
その後は誰のところにも説得に行ったりはしていない。
思い起こすと、若い頃は家族とも、友人とも、社員とも随分話し合った。
何とか分からせようと午前様になるくらいまで話したことも・・・
もう絶対にそんな優しい?自分には戻れない。
時間貸し運営会社大手の営業マンが来た。
「1車室月5万円で長者町の土地を貸してください」という。
実際にはその倍も稼いでいるから全然話にならない申し入れ。
でも、いちいちそんな詳細な説明はしない。
「貸す気はない」と一言だけ伝えて帰ってもらった。
前回のブログで書いた中国と日本の給与の件でも、
親しい友人が、「あれは少しポイントがずれている」と言う。
私に言わせればずれていないのだが、「そうだね」と答えて反論は控える。
夜の店での楽しい会話でも、自己主張はしない。
その店の常連さんとの意見が違いすぎれば、その店へ行くのをやめる。
今では、分かり合うために長時間話し合うエネルギーそのものがない。
きっと、これは「殻に閉じこもる」という老化現象の一つなのだろう。
こうして年と共に身も心も堅くなっていく。

ラ・マーレ・ド・チャヤでの海を見ながらの食事が好きだ。

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