管理組合と日本の内閣

管理組合活動は我が人生にとてつもなく役に立ってきた。
友人との話題に出る自治会活動もまた同じように有意義なものらしい。
これらは日本の政治風土を理解する上で特に助けになると感じている。
例えば、「日本経済の停滞理由」がよく分かる。
理事会は1年ごとに役員が変わり、日本も1年ごとに内閣が変わる。
だから、多くの場合、毎年何の経験も知識もない人がその席に座る。
当然、責任回避が最重要目標になる。
そう、組合役員や内閣が何もやらなくても一年は何事もなく過ぎていく。
否、何もやらないことが一番楽で一番安全なのは両方に当てはまる。
管理組合には管理受託会社があるし、国には官僚がいる。
結果、何が起こるか?
無駄なお金が湯水のように使われるから、組合も国も衰退する。
ところが、この衰退は目には見えないから大した文句もでない。
更に気がつくのに数年かかる、でも気がついたときにはもう遅い。
多くの場合、衰退は躍進するものとの比較において表面化する。
組合の衰退は企業のビルとの比較で一目瞭然だし、
日本の衰退は中国と比較すれば明白だ。
中国では平均給与が10年で10倍だが、日本は10年間全くの横ばいである。
※理由が何であれ中国に支配される日が近いことは想像に難くない。
15年に一度の大規模修繕も普通は何事も無く終わる。
しかし、平均的には最悪数千万円は無駄に消えていく。
もちろん、表向きは受託会社が中心となって入札が行われる。
でも、こんな入札は依頼主が素人なら何の意味も持たない。

気分を変えたくて九十九里浜を裸足で散歩した。

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