外国人の土地購入?

消費税論議が喧しい。
上がる税率が消費税と所得税、下がるのが法人税。
どうやらこれがこの国のコンセンサスのようだ。
ここに幾つかの落とし穴がある。
特に見落とされているのが所得税の国際間バランス。
個人の所得に対する最高税率が世界の主要国で一番高いのが日本。
最低税率と最高税率の差が2倍しかない英国では頑張った人が報われ、
最低税率と最高税率の差が10倍の日本では、
いくら頑張っても勤労所得だけで豊かになれず、頑張り屋は日本を去る。
それなのにまたまた人気取りで最高税率を上げるという、愚の骨頂だ。
かくして、日本人より有利な条件で外国人が溜め込んだ金の一部が、
日本の土地や建物や会社の購入にどんどん使われ始めている。
結果、日本の経済が彼ら外国人、特に中国人によって牛耳られる日も間近い。
中国企業による日本企業の買収は6月時点で611社。
彼らの買収は年々倍増の勢いで、レナウン、ラオックス、
穴吹工務店、どさん子ラーメンの「ホッコク」、等など・・・・
名前を聞いたことのある会社が恐ろしくなるほどある。
  
私の周りで起きていることなのだが、
中国人の特に富裕層の連帯感は想像を絶するものがあり、
彼らは仲間同士では密に不動産情報を交換しあっている。
それだけでなく、仲間を助ける互助の精神も凄い。
例えば、自分の仕事が軌道に乗ると助っ人として同郷の人を日本に呼ぶ。
その時、必ず自分が所有しているアパートなどに格安に宿泊させる。
そして、時が経ち気がつくと、その商圏は彼らに完全に乗っ取られている。
最後に、貧しい日本人が彼らの下で低賃金で働くことになる。
私の事務所の周りのマッサージ店がいい例だ。
私が知っているだけで、事務所から徒歩3分以内に中国人経営の店が5軒はある。
ここは日本なのに、既に日本人のマッサージ店と同数なのだから驚く。
中国人系は従業員が女性で、客のほとんどが男である。
ただ、県内では風俗系マッサージは違反で罰金が百万円だから、
5軒とも健全なマッサージ店で、言うなれば「癒し系マッサージ店」か。
中国系マッサージ店の方が景気がいいのはで言うまでもない。
こんな具合だから、所得税率一つでも日本だけの都合では決められない、
それが経済のグローバル化の現実の姿だ。
それ故に、我々国民が不勉強だととんでもないことになる。
消費税だってそうだ。
日本の消費税が安いなんて言うのはとんでもない勘違い。
実質消費税率では既に日本はそれほど消費税率が低い国ではない。
そう、日本が消費税を上げられる余地はせいぜい3%くらいだ。
この消費税の国際間バランスを正確に把握していない人が多すぎる。
国会議員にももう少しこうした税の国際間バランスを学んで欲しい。
「弱者救済」と叫ぶ人気取りの党ほど、弱者を生み出す政策にはまっていく。
こんなことが続くと、日本経済が取り返しのつかないことになる。
今日もシンガポール在住の中国人が麻布で6億の土地を買った。
私にはこんなニュースが毎日のように飛び込んでくる。
怖い!

戸塚の「サルーテ」のほうれん草のスープスパゲッティにはまっている。

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