因果応報?

僅かな人数だが子供たちにまだ勉強を教えている。
外人を雇って英会話の教室も運営している。
ただ、教えることが好きでやっている趣味の世界である。
当然、毎年、そこには入会者がいて退会者がいる、
生徒の親は入会時に銀行で授業料の自動送金手続きをしなければならない。
また、退会したらその自動送金を停めなければならない。
この手続きは生徒の親にしかできず、私にはかってにできない仕組みだ。
節目の3月に、卒業と同時に退会する人もこの手続きをしなくてはならない。
その中の二人がそれを忘れ、7月になっても送金が続いていた。
もちろん、3月には停止依頼の連絡はしているが、どうやら忘れたらしい。
先日、4か月分の授業料を返金し、もう一度手続きをするように電話した。
そのときの二人の親との電話でのやり取りの違いが面白かった。
最初に電話した親は、
「連絡が何で今頃なんですか、もっと早く知らせるべきでしょ」と言うから、
「うるせー、お前が忘れてその言い草はないだろう。返金だけでも感謝しろ」
なんて言わなかったが、ムカつくからそれに似たようなことを言ってやった。
偉そうなことを言うこの人はかなり生活レベルの低い人だった。
もう一人の後から電話した親は
「ご面倒をかけて申し訳ありません、こちらのミスですから返金は結構です」
この電話のやりとりの違いは一体何なんだ。
差別ではないが、この人はかなり知的レベルの高い人だった。
共に40歳くらいの親御さんだが、
人生に格差が生まれる理由がこんなところにあるような気がしてならなかった。
お金が向こうから流れ込んでくる人とお金が逃げていく人の違いに思えた。
精一杯力んで、相手をやっつけるためにエネルギーを使う小人物からは、
経済的な豊かさも健康も運も逃げていく。
精一杯相手を傷つけないように気を遣う人には、
経済的な豊かさも健康も運も向いてくる。
自分のことを棚に上げ、人を声高に責めるような人にはなりたくない。
銀行やお店で店員が口答えしないことをいいことに怒鳴りまくっている人がいる。
この電話事件の後、絶対にあの類の人にはなるまいと改めて心に誓った。
育ちが悪く器の小さな人にはそれ相応の見返りしかない。
やっぱり、因果は応報なのだろう。

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