軟派犬

核家族化を通り越して、単身化が進んでいる。
既に単身者が1500万人になり、標準的世帯数を上回った。
未婚、離婚、死別、非婚、理由は様々だ。
結果、コンビニには単身者用の小分け商品が溢れかえっている。
年商2兆円を突破したセブンイレブンは特にこの分野では先行している。
私もかなりの食材をコンビニに頼っている。
さて、聞いてまわった世代ごとの単身者の本音は
30代 女性 「忙しくて、遊ぶ時間はあっても結婚を考える余裕がない」
40代 男性 「一人でいることが自分の自然体のような気がしている」
50代 男性 「もっと幸せになれると信じていたけど・・・」
50代 女性 「離婚して正解だったと思う反面、経済的には大変」
60代 女性 「したいことを続けていたらいつの間にかこの歳に」
70代 女性 「生涯独身なんて思ってもみなかったのに・・・」
80代 女性 「こんなに長く生きるなんて思わなかった、大誤算」
90代 女性 「寂しい人生でした、死にたい、早く死にたい」
こんな寂しい人たちに癒しを与えているのがワンちゃん。
Pマンションでも癒しを求めて犬を飼う人が増えている。
そんな中に不純な目的で犬を飼い始める人たちがいる。
その不純な人たちの目的は、「軟派」
根っからの軟派師で、怖い人たちにも人脈を持つ彼は57歳。
金のある一人住まいの女性を狙っている。
どういう訳か、犬を飼っている同士は警戒心が薄い。
「動物が好きな人に悪い人はいない」なんてバカな格言があるからか。
「可愛いですね、このワンちゃんは何歳?」
もう、これで80%は成功の扉が開いてしまうらしい。
それからなら、住まいや家族構成を聞き出すのは朝飯前。
知的で二枚目の彼は、予備として次の玉を捜しているのだという。
頭のいい彼の話は男の私にも桁違いに面白い。
「若い女の子とも仲良くなれるの?」と訊くと、
「この犬、可愛いですね、欲しいなー」と言われたら、
「そう、じゃーあげるよ、持っていきなさい」
「えっ、本当?」
「でも、おじさんも一緒に持っていってね」と話すんだよ。
そして「こうすれば仲良くなれるでしょ」とまじめな顔で説明する。
軟派犬を利用しての彼の戦績を聞いてぶったまげる。
更に、犬を抱き上げるためにかがんだ女性の胸元がたまらないとも言う。
皆さん、可愛い軟派犬を連れた二枚目の渋いおじさんにご注意を!

今夏の血液検査で中性脂肪が多めだと・・・
この葉山の名店「天康」に来る回数を減らそうか。

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