環境が人を作る

「環境が人を作る」
教育者や指導者がよく使う言葉だ。
でも、これは不動産業者に一番必要な言葉なのでは・・・
25年前に所属していたクラブで一番の成功者だったNさん、
彼は相続地主ではなく、事業で儲けた金で土地を買って財を成した。
その経験を生かして、仲間によく土地を紹介していた。
Nさんの成功神話を信じ、何人かが紹介された土地を買った。
もちろん、紹介は仕事ではなく無償の善意だった。
あれから25年、そんな土地の投資結果が出揃ってきた。
その時は既に買えば値上がりした高度成長期ではなかった。
いくらNさんでもこれほどの日本の凋落を読めなかったか、
ご他聞に漏れず、ことごとくその投資結果はボロボロ。
10年前に他界したNさん、今は天国でどんな気持ちだろうか。
このNさんの唯一の弱点は三浦半島だけがフィールドだったこと。
だから、彼の情報は今ならあまり人気のない地方ものばかり、
結果、皆が紹介された土地は平均4割くらい値下がりしてしまった。
もし、Nさんの仕事のフィールドが東京や横浜だったら・・・
その頃、私は三浦から横浜に移り、横浜市内で土地を仕入れていた。
だから、最近売った土地も全て3割以上値上がりしての売却。
その間に土地が儲けた額を算入したら途轍もない儲けになる。
この投資結果の違いは才能の問題でなく、環境の違いなのでは。
これからの不動産は世界が注目する場所でないとダメなのでは・・・
既に、横浜や東京の中心地で土地価格を下支えしているのは外国人。
※これは日本の株式市場と同じこと。
そんなグローバルな環境こそがこれからの不動産投資のポイント。
現に、先日も元社員の外国籍の奥さんが日本の不動産を買った。
そして、今後も発展しそうな都市の不動産を増やしていくと意気軒昂だ。
私が今買おうと検討している土地の所有者はオランダ人。
また、和茶房「亀田」の成功も横浜の関内に進出したからこその賜物。
ヴェトナムはハノイに進出した後輩の成功も楽しみだ。
日産はタイでの生産車マーチを日本へ逆輸入している。
※こうして日本から優秀な人や大工場が消え、日本の衰退に拍車がかかる。
これからは、発展が期待できるよい環境へとその身を移動する勇気と勘が
不動産投資やビジネス投資での成功の鍵になると確信している。
3ヵ月後の羽田空港の国際化もそんな流れに拍車をかけていくだろう。
「よりよい環境に身を移し、更に土地勘を磨こう」

事務所から10分のエスニック料理の「味庵」 
セルフサービスのフォーは何杯でも食べれそうなあっさりのピリ辛味。
一番奥に写っている山盛りのフォーはベトナム料理を代表する平打ちの米粉麺。

カテゴリー: 不動産・ビジネス パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です