ネット情報の真偽

去年の暮れ、
青山の物件調査で知った30歳の男は
SSSMC区専門で不動産の営業をしている。
彼が良く利用しているサイトが『○○○』
※SSSMC区
=渋谷、新宿、品川、港、中央(東京都内繁栄区)

このサイトのキャッチコピーは
収益物件を探すなら『○○○』
世界最大の不動産投資サイト

このサイトの利用者の多くは
不動産投資で一攫千金を夢見る
普通のサラリーマンらしい。

彼らがよだれをたらすような
超高利回りの物件が溢れかえっている。
一度見たら、もう釘付けだ。

ある日、横浜で不動産の営業をしている男に
このサイトの評判を聞いてみたら、彼曰く、
「情報が怪しいことが多いから利用しない」と。

片方がそれで飯を食い、もう一方が「利用しない」
この違いは一体何なのだろうか。
ある日、親しい業者を飯に誘って詳しく聞いてみた。

「一発営業」専門の不動産業者は、
このサイトに「こませ情報」を載せ、
その情報で不動産投資に興味を持つ客を集め、
「あれは売れてしまったが、こちらはどうか」と
別の物件を言葉巧みに売りつけてしまうのだそうだ。

でも、横浜のような狭いマーケットで
お客を大切にしないと食えない世界では、
このやり方は長続きしないと彼は言う。
要するに、素人には危険なサイトだという結論。

ネット上には
毎日、毎日沢山のサイトが生まれている。
そこに溢れる情報の真偽を一々調べるのは
一人の人間にはとても出来ることではない。
とは言え、中には宝の山もある。

だから、サイトの情報が急増している今日この頃、
利用すべきサイトか、すべきでないサイトかを教えてくれる師を
あるいは、関連サイトについて情報交換できる仲間を
適宜持つことの大切さを痛切に感じている。
その意味でも、この世の中、一人では生きていけない。

今、あなたは、どんなサイトに嵌っていますか。

カテゴリー: 不動産・ビジネス パーマリンク

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