親睦の意義

一般的には、マンションでの人間関係は希薄だという。
でも、私が関係するマンションには当てはまらない。
良好なマンション管理には人のぬくもりが欠かせない。
だから、マンション管理では『親睦』に力を入れている。

もし住人の半数近くがそれなりに親しかったら
マンションは素晴らしい方向に改善されていく。
つまり、マンションの資産価値が上がっていく。

親睦促進にはいろいろな施策がある。
Pマンションにはそのものズバリの「親睦会」が。
これが理事会の下部組織として編成されている。
だから、集会室の利用は何回でも無料である。

その親睦会の中に、
ゴルフ、お散歩、談笑、ペット、読書など、
テーマ別に活動が行われている。
この私はゴルフの会に入っている。

上は83歳、下は40歳くらいのメンバーが15人いて、
正式には年に3回のコンペを開いている。
ただ定年退職した暇な者同士は、
月に一回くらい安ゴルフ場に繰り出す。

この会での活動を通して私の人生観が変わった。
人の青春年齢は50歳くらいまでだと思っていたが、
ゴルフ仲間の影響で、今では80までだと思っている。
ゴルフ仲間の75歳は、まだまだ立派な男である。

そんな仲間と利用するのは、上大岡から車で40分の
きちんとした距離のある平坦なゴルフ場だ。
敬老価格1ラウンド3550円でこれが私のお気に入りコース。
友人とぶらっと行っても20分とは待たされない。
国交省の粋な計らいのこの敬老価格は70歳からの特典。
日本にもこんなゴルフ場があるのを誇りに思っている。

そこでの驚きはプレイヤーの平均年齢とその上手さ。
一人で行っても二人で行ってもフォーサムで回る。
その時の4人の平均年齢は大体が72歳から74歳。
そして、彼らの3割はドライバーが200ヤードを超える。
中には230ヤード以上飛ばす兵もいるから驚きだ。
そんな彼らの平均スコアは90くらいだろうか。

こんな仲間と一日ボールを追って時間を過ごせば、
夜には必ず一献傾ける仲になる。
そうして築いた人間関係は鉄のように堅く、
葦のようにしなやかである。

こんな温かい人間関係があれば、
管理の施策に意味もなく反対する者はいなくなる。
だから、資産価値の向上が容易になるという訳だ。

先日、「Pマンションから写した」という限定で、
ホームページ作りに必要な写真を募集した。
そうしたら、あっという間にプロの写真と思しき
驚きの写真が何枚も集まった。
これを出してくれたのがゴルフ仲間たちだった。

この写真をホームページのホームに載せれば、
更にPマンションの人気に火がつき、
マンション価格が2割はアップすると算段している。

「親睦」は上手なマンション管理の土台である。

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