「良運」の住む世界

いつもの小料理屋
私のここでの夕食は、平均して6時
夏のこの時間、まだ日も落ちていない。

だから、大概、のれんをくぐるのは私が一番
でも、ドアの前に立つと、今日は先客の声がする。
女性たちが3人、テーブル席で盛り上がっていた。

服装や話しの内容から
同じビル内のスナックのホステスさんたちらしい。
其の中の二人はたまに見かけた覚えがある。
出勤前の女子会か・・・

話しのテーマは「不幸」
要介護3の認知症の親の世話で苦しんでいる小柄な40代と思しき女、
しわっぽい顔の女は、辛い病で毎日が暗いのだと・・・
背の高い30代の女は、借金を作ってばかりの夫に苦しめられているという。
それぞれが昼の仕事を持っていて、夜は生活費のためのバイトらしい。

一人ひとり観察すると、皆それなりにいい顔をしている。
本来なら、幸せな結婚をして、中学生くらいの子供がいる年頃だ。
なのに、不幸のどん底だというのはなぜなのだろうか。
自分で招いた不幸なのか、それともそんな境遇に生まれたのか・・・

でも、「運」という字は「運べる」という字だ。
だから、気があれば、良運は自分で引き寄せることができる筈だ。
運を運ぶ思考回路や生活習慣を身につけたければ、
先ず、こんな運の悪い人ばかりで群れたりしてはいけない。
運が欲しければ、運のいい人を仲間に入れるべきだ。
運には、良運にも悪運にも高い確率で伝染性があるから。

運のいい人たちは運のよくなる生き方をしていて、
その人からその思考回路や生き方が伝染し、周りも運気が上がっていく。
逆に、このホステスさんたちは悪性の伝染病を撒きちらしていて、
このホステスさんのいるスナックでは悪い運気を貰ってしまいそうだ。

思えば、私が無欲でやっているマンション管理組合活動の世界には、
そのマンションの良し悪しの情報も含めて、沢山の良運がころがっている、。
だから、そこからの情報を元にして大儲けすることもある。
この良運の額は宝くじなんて問題にならないくらい大きいこともある。
管理組合活動の世界では全てが建設的で、
ここは良運が住む陽の世界に思えてならない。

先日、私が理事長補佐をしている伊勢佐木町のマンション管理組合から、
管理費滞納者が自己破産し、その方の所有物件が競売にでる情報を得た。
その人は投資家でこのマンションに7部屋も所有していたが、
この度、私はその全ての部屋を落札した。
落札額は相場の半値で、その利益は莫大だった。
管理組合の活動から利益なんて期待してはいなかったのに。

かくのごとく、運の実態には理論的裏づけがあり、
運の80%は偶然ではなく必然なのだ。
この3人のホステスさんたちが幸せになるには、
お互いにメンバーを入れ替えた方がいいのでは・・・

運の悪い人が多い職場で働く人も
思いっきり職場を変えた方がいいかも知れない。
いつか、貴方の思考回路が伝染病に犯されるから。

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