褒め力

30年前の教え子たちとの楽しい食事会。
教え子とはいえ、もう実社会では私以上の活躍をしている。
アジアは言うに及ばず、世界をテーマにした話が弾む。
大きな商談が進んでいると言うS君の話に胸が躍る。
「凄いね、それでどうなったの?」と思わずせかせてしまう。
すると、突然彼が言う、
「先生みたいに楽しそうに話を聞く還暦過ぎの人はめったにいないですよ」
聞けば、ほとんどの爺さんは聞いた話に必ずケチをつけるとか。
大きな商談の話をすれば、「その話には罠がありそうだ」とか、
ビルを建てたと言えば、「テナントが入らなかったどうするんだ」とか、
居酒屋を10店舗展開していると言えば、「借金過多で倒産する人が多い」とか。
年寄りは、何を言っても最初にケチをつけてくるので楽しくないと言う。
そんなことは言われなくても十分に手を打っているから面白くないのだと。
「素直に褒めない年寄りが多いんですよね」と異口同音に言う。
年をとるとなぜ「褒め力」が退化していくのだろうか。
自分が進化する力を失っているから成長していく若者が気に入らないのか。
潜在意識の中で、ケチをつけて優位性を誇示しようとしているのか。
「褒め力」のないそんな悲しい年寄りだけにはなりたくないと改めて思う。
進化していれば他人を褒める余裕が生まれてくる筈。
「立派だね、よくやったね、偉いね」と素直に言える爺になりたい。
そうして若者からたくさんのエネルギーを貰い、死ぬまで進化し続けたい。
よく行くお台場のホテルからの景色。右側の空き地は石原都知事が熱望するオリンピックの会場

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