剰余金

自分のことだから分かっていると思っていても、
質問されると正確には答えられないことが意外と多いものだ。
その中の筆頭が「自分のお金について」ではないだろうか。
不動産投資を教えてくれと私を訪ねてくる人ですらそんなことが多い。
投資を目指すのだからそのくらいは把握しておいて欲しいのだが・・・
そんな彼らに最初に訊く、「毎月の剰余金はいくらくらいですか」と。
一番多い答えは、「月によって違います」
「じゃー、1年間の貯蓄額は?」
「やっぱり、年によっても違います」とマジな顔して答える。
結局は正確には分かっていないのだ。
そんなことも把握していない人が人生の最後に成功者でいられるだろうか。
一時的には成功できても、人生を総括したら絶対に成功していないだろう。
特に現代のような複雑な世の中では、正確さは成功の重要な鍵だ。
調べたところ、彼らが持っている通帳の冊数の平均は5冊。
私は最初に、そのそれぞれの通帳の月平均の収支をエクセルで把握させる。
水道代とか年金のような項目は月平均にして記入してもらう。
通帳を通過しないお金もあるから「通帳外事項」という欄も加える。
そうすると当然、最下列の右側にに月平均の剰余金が浮かび上がってくる。
投資のイロハはそこから始まる。
いくら余るかが分かってくれば自ずから投資できる額が見えてくる。
「余った金でやる」 これが投資で失敗しないための大原則だ。

昭和記念公園のガーデニングショーで私が気に入った作品
狭い敷地に大空間を演出している技に感激した。

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