グリーンハイツ再開発

建築費の高騰がどのように再開発を不可能にするのか。

グリーンハイツ中心部、つまり駅前の土地は坪当たり90万円。
ここの容積率は300%だから、土地代は「一種30万円」となる。

坪当たりの建築費は20年前なら50万円だったが、
現在は約倍の100万円になって、まだ上昇傾向にある。
仮に坪100万円とすると、マンション原価は坪130万円だ。

ここに開発業者の利益を15%乗せると開発経費は約150万円。
その他の経費を乗せると実際の販売価格は坪160万円となるだろう。
標準的な3LDK20坪の販売価格は3200万円となる。

この3200万円を実際に売れる2800万円まで下げなければ
この駅前再開発は絵に描いた餅にしかすぎないのだ。
この販売価格を下げるには建築費の下がるのを待つしかない。

だから、前回、今は再開発の機運を盛り上げながら深く勉強する時だ。
そして、駅前の地権者たちもこの事実を理解しなければならないと書いた。
駅前だからという驕りを捨て、何が衰退の原因なのかを考えるべきなのだ。

例えば、駐車場問題がある。
長沢より田舎の初声町の再開発が成功しているのは
広大な駐車場を用意しているからだ。
このグリーンハイツにはまともな駐車場すらない。

もし、知恵を出し合って100台規模の駐車場を用意したら、
ダイソー、スシロー、コメダコーヒー、しまむらなど、
今をときめく田舎ビジネス企業が集まってくれただろうに。

駅前だから駐車場がいらないなんて考えているから、
いつの間にか最貧駅になり下がってしまったのだ。
知恵なんていくらでもあるだろうに・・・・・・・

カテゴリー: マンション管理 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です