タイムラグ

3月のブルーライン沿線(徒歩10分以内)の中古マンション価格が
坪単価で8万円上昇したのは最新の157取引事例の平均でのこと。
これはまだ湯気の出ているような最新情報だ。
ところが一般の人の記憶の中心にあるニュースは
3月18日に発表された国土交通省の2010年度公示価格。
そのヘッドラインは「全国的に大幅な下落」
このタイムラグこそ素人が損をし、プロが儲かる原因なのだろう。
3年前、ミニバブルがはじけるときも全く同じ経験をした。
我々がもう土地価格の下落を感じ始めたときに、
新聞などのマスコミは「土地高騰」を叫んでいた。
この半年遅れのカビの生えたニュースが多くの投資家の人生を狂わせた。
こうした小さな価格変動と右肩下がりの日本の凋落という大きなトレンド。
毎週のように上昇する上海の不動産価格と右肩上がりの中国の発展。
インフラ整備もまだ途上のヴェトナムはハノイの夢のような将来性。
そんな中で、あの彼は上海に住み、ハノイにも支店を出した。
いろいろな情報の中で、今も一つ一つ手を打っている。
毎日がめまぐるしく、興奮に満ちているようだ。
私も錯綜するタイムラグを正確に把握し、明日に向かって突き進みたい。

水面に映える桜が殊の外美しい三ッ池公園

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