メタ認知不足

久しぶりに会った友人が開口一番
「鳩山兄弟って東大でも主席クラスだったらしいね」という。
そして、頭が良いのに政治がダメなのは何故かという話になった。
「覚悟の意味が分かっていないからだよ、要するにEQが低すぎるんだよ」
お坊ちゃま育ちの人によくある「胆力がない秀才なんだよ」と彼が口を尖らす。
鳩山総理の口にする覚悟というのは単に「辞める」ということ。
あれだけのお金持ちだから、実際に辞めたって何にも困らない。
本当は「覚悟」とは「死」に等しいくらいの重い意味を持つ筈。
あれだけ沖縄県民に期待を抱かせ、挙句の果てに「辺野古」では済まない。
県民の前で、「いい解決が出来なければ死にます」というのが本当の覚悟。
真の覚悟など頭をかすめもしないところが、頭のいい精神異常者ということか。
昔習った心理学で、「メタ認知不足人間」というのがあった。
自分の思考や行動を客観的に認識し判断できない人のことをいう。
昔政権をとる前は、「秘書の責任はその政治家の責任」と言っていた。
それが自分の問題になると「秘書が独断で行ったこと」と平気で言う。
正に典型的なメタ認知不足人間で、一種の精神異常である。
覚悟の意味も知らず、自分の言動も認識できない総理に、
この国を任せた我々の未来は恐ろしいことになりそうだ。
手元の経済誌でも、経済規模上位20ヶ国で日本の成長が最下位とある。
もう嘆く気にもならないが、自分だけはもうそれに対する手を打っている。
あんな精神異常な人間と道連れになるわけにはいかない。

枝先が枯れてきた円山公園の祇園枝垂桜

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