維持管理能力

洒落たレンガのPマンション、たった3年で外壁の汚れが尋常ではない。
「何とかならないんですかね」と住人の誰もが言う。
でも、気の利いた人でも高圧洗浄くらいのことしか口にしない。
管理会社の人ですら、「高圧洗浄がいいですね」と言う始末。
賃貸ビルの美装で苦労している私には幾つかの妙案があった。
その中のどれにするかを実験で決めることを提案し、今はその実験の最中。
外壁の爆裂やダレ汚れなどにどう対処するか。
どんな材料を使って、どんな工事をし、どうやって工事管理をするか。
見積書に書かれた高価な材料がそのまま使用されるなんて保証はどこにもない。
常に現場を見る人がいなければ実際に何を使うかは職人さんの胸三寸。
そんな簡単なことに疑いすら持たないのが普通のマンション住人。
発注者にそれなりの知識がなければいいようにされてしまうこともあり得る。
一事が万事、建物の維持管理は奥が深く、難しい。
ネット上の学習で身につけられることではなく、経験が全て。
だから、その経験を生かして賃貸ビルビジネスに携わっている。
どんな不景気でも、土地活用には影響ない。
工場がなければ物は作れないし、店舗がなければ物は売れない。
生きるためには家が必要だし、会議をするにも部屋は要る。
だから時代にあった賃貸ビルさえ作れば不景気などとは無縁。
かつてはスターバックス相手に、今ならユニクロ相手に大儲けができる。
(儲けたければ景気のいい所へ行く。常に誰が景気がいいかを調べている)
そのヒントは街にあり、人が語る。
実質年利回り12%以上で、今も新しい賃貸ビルを建てている。
それが3年で汚れてしまうビルでは絶対に儲けなど生めない。
リーシング力とその建物の維持管理能力は土地活用に必須の武器だ。

壁面爆裂の流れ

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