不動産世界の恐怖事件

その2

婚活を利用して美味しい想いをしている男が多い。
結婚したい女の弱みを利用する手口は後を絶たない。
いくら注意を喚起しても、事件は次々と起こっている。

最近は、三十路の女にマンションを買わせる新手口が横行している。
1200万前後のマンションを2000万円くらいで買わせる。
そして800万前後の法外なマージンを難なく手にする。

怖いのは、これがなかなか巧妙で、犯罪としての立証が難しい点だ。
婚活パーティで知り合った女とねんごろになってから、
「いつかは一緒に住むマンションがあったらいいね」と持ちかける。

勿論、その前に、業者との間で約束が出来ている。
1200万以上で売った分はすべてリベートだという確約だ。
そんな割高なマンションを知らぬ顔でねんごろになった女に紹介する。
女は疑う術もなく、これにローンを組んで、簡単に買ってしまうという。

そして、一ヵ月後に「喧嘩別れ」を仕組み、バイバイ。
トータル二ヶ月で800万ものリベートを手にする。
これを同時進行で2件やれば、何となんと1600万。
1年に5千万以上稼いでいる猛者もいるというから恐ろしい。

女にはマンションが残り、騙されたという感覚が生まれない。
「ちょっと高かったかな」という程度の問題で済まされる。
第一、新しいマンションに住み出せば、騙されたなんて思いもしない。

何ともやるせない世の中だ。
婚活パーティや出会い系なんとかほど恐ろしいところはないのだが、
三十路の男女が今日もあちこちで集っている。

婚活パーティや合コンなどの出会い系企画には
おれおれ詐欺以上の不運が充満している。
それなのに、この不幸の連鎖が止まらない。

 

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