冬に元気をくれる花たち

グローバル化が進んで嬉しいのは冬に咲く花の種類が増えたこと。
ベランダを華やかに彩ってくれる花を見てはその原産地に思いを馳せる。
可憐なマーガレットがアフリカのカナリア諸島から来たのは明治末期。
土の少ない石のがけに咲いている原産地の写真を見ては、
「どおりで強い訳だ」などと一人で合点しては楽しんでいる。
今はオーストラリアから来た「ハーデンベルギア」が美しい。
白と紫の株をまるで一株のように植え込み、一人悦にいる。
大きくなったらどこのビルのエントランスに飾ろうか。
こう考えているから、当然最初の購入費は経費で落とせる。
ベコニアはエラチオールベコニア(下の写真)と木立ベコニアがお気に入り。
真冬のベランダを一気に春にしてくれるのはエラチオールベコニア。
南米の熱帯からやってきたベコニアは原種だけでも2千種はある。
伊豆のベコニアガーデンを訪れてからはずっとベコニアファンだ。

水仙と一緒に冬のベランダで咲いているのがフリージア。
12月から3月まで黄色い可憐な花がベランダの特等席(写真)に陣取る。
水仙は英語でナーシサス、つまりはナルシストが花言葉。
この花言葉を口ずさんでは誰かを思い出して一人微笑む。

ガラス越しで撮ったので見事な心霊写真になった。
もちろん、冬の庭の定番はガーデンシクラメンとパンジーやビオラ。
ジュリアンは鳥に花びらを食べられて以来、植えることはなくなった。
今年のガーデンシクラメンは水耕栽培で楽しんでいる。
暮に近所の花屋から枯れそうな4株を100円で買ってきたのだが、
今では訪れた客が目を見張るほど見事に咲いている。
そして今年のベランダの主役は「桂華」
北アメリカが原産の桂華は「切り戻し」がいのち。
切ってしまうのがもったいないくらいのときに思い切って切り戻す。
花をかきわけるとその下には咲きたそうなつぼみが溢れんばかり。
だから、3週間も楽しんだ花は切り取ってテーブル用の切花に。
こうして二度味わうのが私流、花にも貪欲に取り組んでいる。
アパートや商業ビルを生業とするなら是非植物には興味を持ちたい。
昔、塾の生徒が減っていった教室は必ず植え込みの手入れが疎かだった。
たかが植え込みだが、こんなところに教室長の本当の心が現れる。
その心が美しいと不思議と人を呼び、繁栄する建物になっていく。

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