土地活用成功者のタイプ

成功する人のタイプが分かり始めたのは50歳ぐらいから。
15年前、行きつけのすし屋の30代の親方と話していて、
「この人は絶対に大成功する」という予感がした。
彼の店では、席に着くと開口一番、
「最近商売はどうですか」と恭しく質問が飛んでくる。
ありきたりの返事をすると
「一人で儲けてないでコツを教えてくださいよ」と嘆願調になる。
もちろん手は休みなく鮨を握って、更に続ける。
「社長に教えてもらった通りにあの土地を買いました、ありがとう御座います」
成功法則第一条、「お辞儀、お礼、お世辞」の三拍子のハーモニーが心地よい。
最後のお会計で、「てっさはサービスしておきます」と止めを刺す。
忙しい彼に不動産のセミナーに行く時間は無い。
しかし、毎晩客から金を貰いながら必要な情報を聞き出している。
セミナー代は浮くし、客は喜ぶし、自分は賢くなる。
これで成功しないわけが無い。
あれから15年、彼はただのすし屋のオーナーではない。
アパート、駐車場などを10箇所以上所有する大富豪になった。
ご多分にもれず、家は豪邸で、車はマセラッティなど高級車を3台乗り回している。
しかし、こんな分かりやすいことをほとんどの人が実践できない。
実際、大したこともないのにプライドだけが先走っている人が多い。
そして、他人を褒めないで、自分の自慢話に終始する。
こんな輩が成功するはずがない。
成功者のタイプを語るには、成功しないタイプを見ると更に分かりやすい。
成功しない人は情報を集めない、情報に金を払わない、情報を持つ人に近寄らない。
この「ないないないの三拍子」が揃っている。
ゼロを幾つ集めてもゼロのように、
無知な人が百人集まっても無知なのは言うまでもない。
だから、情報を集めるには無知でない人の所に近寄っていくしかない。
駐車場の成功者、コンビニの成功者、トランクルームの成功者、
競売の成功者、地上げの成功者・・・・・
各分野には、必ずその道の情報に詳しいすごいプロがいる。
そんな人には金を惜しまずお話を聴きに行けばいい。
最初は絶対に当たり障りのないことしかしゃべらないだろうが、
礼を尽くせば絶対にその商売の真髄を語ってくれるものだ。
金も情報も水と同じように川上から川下に流れる。
だから、どこにどのように陣取ればいいかは察しがつくだろう。
もちろん清水の流れる川下がいいに決まっている。
でも、余りにも川下では水も情報も汚れて使い物にならない。
すし屋の彼は実にいい場所で旬ないい情報を集めている。

元旦、鉾田の友人を訪ねた。その途中、筑波山を望む霞ヶ浦の景色に感動した。

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土地活用成功者のタイプ への2件のフィードバック

  1. ekatuki のコメント:

    あけましておめでとうございます
    今年は川下から1段目の滝を登る予定です
    まずは会社にしようかと思ってます

  2. 高木 のコメント:

    おめでとうございます。
    更なる発展を心からお祈りしています。

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