不運が忍び寄る

仕事柄、マンション管理会社の人と話すことが多い。
当然だが、彼らは多くのマンショントラブルに関わっている。
そこには、想像以上に多くのスリルが満ちているらしい。

先日、親しい管理会社の人と飲んだときに、
とあるマンションの理事長をやっている長老の話を聞いた。
彼は70を過ぎた頃から言うことがおかしくなってきたという。
ある日、風呂場の鏡をはずしてくれというのでその家を訪ねたら
「鏡のむこうに時々人が写っていて話しかけてくるから
面倒なのではずしてくれ」と頼まれたのだと・・・
そんな人が理事長のマンションなんて恐ろしくて住みたくないが、
そんなことが我がマンションに起こらないという保証もない。

30歳の一人住まいの女性の話も怖かった。
「同じマンションの000号室の人に監視されている。
彼を何とかこのマンションから追い出して欲しい。お金は出すから」
そう彼女に頼まれて、そんなことは無理だと断ったら
「お前は彼から金を貰っているのだろう、
このことを理事会役員にいいつけてやる」
そう言って、今度は彼を攻撃してきたというのだ。
冤罪なんて誰の身にも起こることだと彼は真剣にぼやいていた。

大きなマンションには、こんな怖い人や狂った人たちも住んでいる。
だから、最近はいろいろと気をつけている。
もちろん、マンションから一歩出た街はもっと怖い。
出来るだけ変った感じの人からは遠いところを歩き、
彼らと目を合わせないように注意している。

最近は、不運な人と縁が出来ないように特に気をつけて生きている。
そして、不運が我が身に起こらないように神に祈っている。
成功法則も大切だが、不運を避ける術はもっと大切だ。

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