思いやり

給水管延命工事に関する勉強会を開催した。
日頃から感じていた通りPマンション住民の知的レベルはかなりのもの。
メーカーとして説明に来た社長さんもタジタジ。
しかし、この1:10の対立したしような構図は果たして勉強会か。
製品の理論的裏づけが希薄だと責める住民側の意図が分からない。
漢方薬の世界を見れば、理由は分からないが薬効が顕著なものは多いし、
当然薬効が立証されれば薬として立派に認められている。
それに、組合が勉強会後に最終的な結論を出せばいいこと。
それを鬼の首でも取ったかのようにその場でこれでもかと攻め立てる。
毎回の構図だから余り気にもしていなかったが
終わってから、「人として悲しい」と怒りがこみ上げてきた。
私が社長の立場なら、椅子を蹴飛ばして出ていってしまっただろう。
それを注意できずに議事進行した己の非力もさることながら・・・
今まで、何度横柄なお客さんを怒鳴って切り捨ててきたことか。
「お客様は神様ではない、だから、当社の商品を諂って売るつもりは無い」
そんなスタンスで40年のビジネスライフに成功してきた。
亡くなった母からよく言われた言葉を思い出した。
「人に優しくないと幸せにはなれない」と。
例え相手が間違ったことを言っても、
決して来た客人の心を傷つけるような言葉を吐いてはいけない。
得たものも多く、有意義ではあったが、とても後味の悪い勉強会だった。
知的レベルも大切だが精神的レベルも同様に重んじたい。
さあ、頭を切り替えて明日も己の仕事に精を出そう・・・

日本の子供は疲れているのか? 優しい人に育って欲しい。

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