対処法十色

Pマンション第10期の理事長さんとの付き合いが始まった。
これで10人の理事長さんと60人の理事さんたちを見てきたことになる。
この10年、随分と楽しく有意義な人間観察をさせていただいた。
67歳だという今度の理事長さんは今までで一番熱心な方。
理系の人間で、物事の進め方が私とはかなり違う。
大雑把な生き方が好きな私とは正反対で実に几帳面。
今まで誰もが気がつかなかった災害時の避難路に彼の目が行った。
一階の専用庭のフェンスに取り付けられた避難用扉が開かないという問題。
隣との境に目隠しとして植えられた木が大きく成長し、人が通れないのだ。
別に消防署から注意をされたわけではない。
私なら注意されてから対処するが、彼にはどうにも許せないことらしい。
消防署に行って「どうしたらいいか」聞いてくるという。
そんなことをしたら、「あれもこれも」と余計な注意まで受けるだろうに。
それは何とか引き止めて、自発的に植木を切らせてもらうことになった。
そのこと自体、災害時の避難路を確保する上で大変よいことだと私も納得。
ただ、1階当事者の人たちはこれからの日々の生活の中に恐怖が襲う。
1階には4回も泥棒が入ったが、いずれも両端の人たちだけだった。
でも、これからは1階全戸が恐怖に晒される、行き来が楽になるから。
上階のベランダと同じように「ぶち破り」方式にしたらどうなのだろうか。
来るか来ないか分からない災害と何度も侵入してきた泥棒、どちらが怖いか。
兎にも角にも住民が日々楽しく安心して住めるようにしてあげて欲しい。

流木ってゴミでもあるし、こんな風に使えばタカラにもなる。

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