危険は避けたい

米軍属の兵隊さんには家やマンションを相場以上に貸せる。
そんな噂でマンションを購入し、今はウハウハの友人がいる話を書いた。
しかし、それがいつまでも続くという保証はどこにもない。
ファンドをやって大儲けしていた人たちの多くが
リーマンショックでスッテンテンになったのはついこの間のこと。
だから、詳しい情報を持たないで「軍人に貸して儲かる」なんて
脳天気な人を見ると、「いつまでも続かないのに」と余計な心配をする。
軍人用の家を購入する前に、軍の査定ルールを熟知していた方がいい。
その知識もなく、素人の不動産屋にババを掴まされる人の何と多いことか。
査定ルールのいくつかを書き出してみよう、
1.基地まで15分以内で行ける地域がAゾーンで将来も心配が少ない。
2.基地まで30分前後かかるところがBゾーンで、いずれ借り手がいなくなる。
3.15分以内で東京湾岸にある物件が最上級。平作方面は今後が心配。
4.階段は50段以下であること。
5.土手でも家でも階段には手すりがあること。
6.どんな窓にも網戸があること。
7.エアコンは標準仕様であること。
8.風呂にはシャワーがついていること。
9.マンションは50平方メートル以上であること。
10.戸建ては70平方メートル以上であること。
不動産投資にも危険がゼロなんてうまい話はない。
外人向け賃貸の専業で最近倒産した不動産屋がいる。
賃貸価格と稼働率の低下に貸し剥がしが加わった三重苦が倒産原因だった。
不動産屋の「外人向け大家募集」なんて広告に乗せられないで欲しい。
大手業者でも、悪意はないが無知な不動産屋が実に多いから。
ところで、銀行融資さえ可能なら一銭も出さずに毎月15万円入る話がある。
自殺物件だが、「どうせ貸してしまうのだから」という大らかな人には最高だ。
「年金が少なくて」なんて考えている年寄りにも二度とないいい話だと思う。
因みに、外国人に対しては自殺の告知義務がないから、稼働率の心配はない。

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