恐怖の勘違い

新しい枕カバーに替えた、花柄の可愛いのに。
替えて一週間、毎朝起きるとカバーに毛がべったり。
理由が分からず、「もしかしたらbald headに・・・」と落ち込んだ。
友人に話すと、「カバーが化繊なんじゃないか」という。
なるほどと思って、帰宅後すぐに以前のものに戻した。
何と、翌朝はカバーには一本も毛がついていない。
ちょっとしたことで大切な髪を失うところだった。
年と共に野菜中心の食事になってきたが、これもまた考え物らしい。
教え子が、若いのに胃の不調で「一日人間ドック」に行ったという。
後日聞くと、「野菜を食べ過ぎないように」と注意されたらしい。
特に、繊維質な野菜、例えばゴボウやレンコンが良くないのだそうだ。
風説と違って、この人には玄米食なんかガン一直線だというから驚く。
玄米食は何となくそんな気はしてはいたが・・・
そんな玄米食の翌日は必ず胃が重かったから。
亡き母はビタミンCを摂ろうとお茶の葉を食べ過ぎ、ガンになった。
だから、緑茶とか抹茶とかも飲み過ぎないように注意している。
勘違いの努力ほど恐ろしいことはない。
15年前、スポーツクラブで老人が若者と同じ激しいダンスをしていた。
「あんな勘違いの過激なダンスを五十過ぎにやったら体にいい訳がない」と思った。
あれから15年、アノ人たちの多くが「痛い、痛いの高齢者」になっている。
だから、歳相応を心がけ、「いい加減に頑張ろう」と決めている。
私の高齢者用「痛くならないための五か条」は
? 上半身は鍛えない。筋肉もりもりの上半身は健康とは関係ないと教わったから。
? 下半身は「いい加減」に鍛える。一日5キロ以上の歩行は老化促進になるらしい。
? 首は前後に激しく動かさない、くも膜下出血が怖いから。
? 柔軟体操で前屈運動はするが、腰痛を誘発する後屈はしないようにしている。
? 胸骨を広げる意識を常に持ち、腹式呼吸、特に大きく息を吐く習慣を身につける。
運動だけでなく全てに於いて、勘違いを犯さないように、
出来るだけその道の専門家に意見を聞くようにしている。
今一番の迷いはアブレーション、やるべきかやらざるべきか。
明日、横浜駅西口の名医、内藤先生に聞きに行く。

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