楽々人生への道

とことん
夜9時、授業が終わる。
2〜3人の生徒の質問に答えて、九時半には食卓に。
でも、教室は深夜の1時まで開放している。
自宅で勉強するより教室で勉強したいという
かわいい生徒たちが9時半頃から集まって来る。
人数は少ないが彼らの指導のために10時にはまた教室へ。
明けて1時に教室を閉め、今度は事務所へ入る。
教室長たちとの打ち合わせ資料とか教材などの作成、
その他もろもろの仕事が終わるのがだいたい深夜の3時。
軽い夜食を胃にぶち込んで4時頃に床に就く。
もちろん朝は9時には事務所にいた。
これが30代の私の毎日だった。
だから、厄年の頃、体はぼろぼろになった。
胃潰瘍、腎臓結石、慢性の扁桃腺炎、軽度の肺気腫、等々。
しかし、体はぼろぼろになったが事業もそれなりに拡大。
その後は大して働きもしないのにそれなりの報酬を得、
なんとか人に迷惑をかけないで、楽しい老後を過ごしている。
「老い支度」を意識して仕事をしていた訳ではない。
「老い支度」を意識してお金を求めていた訳ではない。
純粋に、全力で時間を気にせず、仕事を楽しんだ。
短いサラリーマン時代も同じように時間を気にせず仕事をした。
それが結果的に年金の心配もしないで済む老後につながった。
サラリーマンだろうが自営だろうが、仕事が好きであって欲しい。
そして、塾の先生なら、とことん生徒のことを考える。
営業ならとことんお客側に立って考える。
賃貸業ならとことん住む人のことを考える。
「とことん」は繁栄の基本だ。

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