幸福実現法(38:素敵な大人)

好々爺(1)
マンションは人間を磨く最高の舞台だ、ちょうどよく人と人とがすれ違う。
この舞台では、皆の憧れの魅力ある爺さんは素敵な挨拶をする。
よく観察していると、それは自信と深く関わっているようだ。
自信のない男は、どうせ挨拶しても無視されると思って挨拶を躊躇する。
また、自信を持ちすぎる傲慢野郎も挨拶をしようとしない。
どこの一流企業の役員かは知らぬが、この舞台上ではただの人、
大したことのない奴ほどこんな育ちの悪さを露呈する。
すれ違いざまに、とても素敵な会釈をされると一日中気分がいい。
だから自分もそんな会釈が出来るように日頃から努力している。
こんな会釈をするには、僻みや妬みのない美しい心が欠かせない。
美しい心から素敵な会釈が生まれ、それが上品な挨拶につながっていく。
魅力ある爺さんの必要条件が特上の挨拶なら、次に必要なのは知識か。
しかし、知識があっても魅力のない男はいくらでもいる。
人をテストしたりしない謙虚さに裏づけされた知識が魅力的。
それこそが究極の「知性」というものだろう。
どんな話題になってもそつなく入ってくる男こそが理想だ。
歳がいくと体だけでなく心も柔軟性を欠いてくる。
自分の考え方だけが優れていると思っている人のなんと多いことか。
そんな頑固者だけにはなりたくない、実に格好が悪いから。
さんまや紳助にはなれないだろうが、あんな軽さと柔らかさが好きだ。
そして、爺さんの魅力を語るのに欠かせない言葉が「男性的」
この世の半分は女性だから、このことばの定義は難しい。
女性から見た魅力と男性から見た魅力とは違うから。
その意味では、性的な部分だけでなく包容力とかパワーも欠かせない。
愛する人を命がけで守ろうとするパワーほど魅力的なものはないし、
安易にリストラなどせず、社員を最後まで守る経営者も男性的だ。
最後に意見が分かれるのが「徳」
徳のある人は素敵だが、爺さんの魅力の必要条件かどうか。
徳を積んだ男は素敵だが、「ちょい悪」にも魅力がある。
余りにも完璧な人には私も近寄りたくない。
こればかりは「ほどほど」がいいし、
そうでないと私にも都合が悪いから。

よく泳ぎに行くヒルトンホテル

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