リスクテイカー

最近読む本によく出てくる言葉の一つ、「リスクテイカー」
事業に挑戦する者全てがリスクテイカーということではなさそうだ。
投資に挑戦する者全てがリスクテイカーということでもなさそうだ。

いろいろ調べた結果、リスクテイカーとは
リスク規模を認識し、それを容認する覚悟が出来ている人のことだと。
そして、失敗者のほとんどがリスクテイカーには該当していないという。

新事業を立ち上げるとき、投資を始めるとき、
ほとんどの人は、成功の結果だけを夢見るのだそうだ(プロスペクト理論)
そして利益を過大に見積もり、損失を過小に考える。
反対に、真のリスクテイカーは、失敗の見積もりから入っていく。

だから、リスクテイカーはマイナス展開のときでもすぐに対応できる。
その事業の撤退や投資の手仕舞いが実に上手なのだ。
それに対して、夢見る挑戦者は意外な展開に対応できず破産していく。

とは言え、東日本大震災後の展開を
震災以前から予測できた事業家などいる筈もない。
重要なことは、これからをどう予測するかだろう。
震災の本当の影響はこれから2~3年後に顕著になってくるのだから。

リスクテイカーの私もそれなりに予測し行動しなければならない。
例え日本が崩壊しても自分はそれに付き合うわけにはいかない。
そのために、どう動くべきか。

私にとっての最大のリスクは手持ち不動産価格の下落。
それを防ぐためには、ドル建て資産の構築が必要なのでは・・・
そう、遅かれ早かれ『円安』は避けられないのだから。

国債乱発の次に起こるのは、ハイパーインフレ→円安か、
高税率国家の増税の次に起こるのは、日本経済の破綻→円安。
これから数年は、どっちに転んでも大丈夫なように、
ネット口座で、徐々にドル建て資産を増やしていくつもりだ。


一軒茶屋の百日紅。この店のオーナーの執念がここまで小さな株に花をつけさせた。

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