幸福実現法(32:交友関係)

刺激になる友
高校時代に迷惑をかけ、成人してからも世話になった旧友に会った。
銀座での30年ぶりの再会だったが、30分で昔の二人に戻る。
碁や将棋の好きな典型的な秀才と半分やくざな人生を送った二人。
当然、今の生き方や老後に対する考え方も大分違っている。
碁の仲間と過ごす休日に対してサイクリングに出かける休日。
当然、趣味の話に共通点が少なく、お互いに気を遣って別の話題に。
ご多分にもれず、病気の話に花が咲く。
「心臓が悪くて、何時死んでもおかしくないんだ」と自慢げに話す私。
「俺も2年前にアブレーションの手術をしたんだよ」と意外な返答。
後は、何の薬を飲んでいるだの、病状はどうだのと話が尽きない。
しかし、所詮彼は1000人に一人の秀才、率で言えば全人口中0.1%の少数派。
彼と話が全て一致したら、商機的には世の中の大勢は掴めないという感じ。
「あー、多数派の凡人でよかった」と自分に都合よく安堵する。
本でも書いて儲けるかという話に。
「3千部も売れたら御の字だ」と彼がいう。
「俺だったら、1万は売れる本が書きたい」と口を尖らせる。
「高木、そりゃ無理だ、そんなに世の中は甘くない」とまともな返事。
秀才は先が読めるから冒険的なことは望まない。
ところが、おっちょこちょいの私は脳天気なことを言う。
当然、今までの人生でもそうだったのだろう。
「本を書く前にブログを書いて、文章力を磨いているんだ」
「じゃー今日読んでから電話で感想を言う」
ちょっと彼の感想を聞くのは怖いが、老後にタイプの違う友に会うのは楽しい。
老後にも進歩を望むなら、いつもと違う仲間との刺激も忘れてはならない。
※訂正:ご多聞はご多分の誤りでした。能天気は脳天気とも書くので敢えて
後者を使いました。早速のご指摘、ありがとう。良き友に囲まれての老後に感謝。

旧交を温めた「銀座うかい亭」

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