借地権投資

儲かる話しをタダで教える本などある筈がない。
だから、「借地権投資の薦め」という本も信じるべきではなかった。
最近、そのオチの部分の一つが理解できた。

2年前、アメリカ軍人向けの賃貸物件を購入したのは、
「賃貸業には借地権物件が最高に利回りがいい」という本を読んでしまったから。
今回、大型不動産購入の自己資金作りのためにその物件を売ることにした。
ところが、借地権には意外と買い手が少なく、売るのに苦労した。

人気のない一番の理由は、借地権物件には銀行融資が出にくかったのだ。
つまり、買いたい人は多いのだが、融資がつかないと買えない人ばかりということ。
だから、借地権物件は高利回りでも売るときには苦労するという訳だ。
今回も、おっちょこちょいの私には、出口を考えて購入する注意力が欠けていたのだ。

最終的には借地権を所有権にし、融資を取り付けられるようにしたらすぐに売れた。
土地の所有者は上場企業だったが、震災のせいで、現金が喉から手が出るほど欲しい会社だった。
だから、かなり安く土地を購入でき、最後はメデタシ、メデタシということになった。

定期借地権のマンションなども人気があるようだが、
イザ売るとなると、資産価値がほとんどないというから注意した方がいい。
世の中、上手い話はそうそう転がってはいないということなのだろう。


こんな自転車置き場で財をなした人もいる。

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