的確性

誰だって、豊かになりたい。
そのために、その道の専門家に意見を求める。
そこまでは正しいやり方だ。

しかし、多くの人が誰に聞くかを間違えている。
Y君はファンドを売っている銀行に利殖の相談に行った。
S君は中古アパート仲介に力を入れている不動産屋に不動産投資を教わりに行った。
H君は株の話を証券会社に聞きに言った。

買わされそうな商品を扱っている会社に相談に行くなんて見当違いも甚だしい。
当然、その商品の説明はばら色に決まっていて、飛んで火に入る夏の虫である。
だから、3人が3人ともが、数年後に暗い顔をして私のところにやって来ることになる。
かなりの損失を被ってから・・・・

毒のある私のことだから、そんな彼らをこき下ろす。
「馬鹿じゃないの、自分の商品を薦めるのは始めから分かっていることでしょ」
中古アパートを買わされ苦労しているY君に厳しい言葉を投げかける。

この不動産屋は私も良く知る男が幹部だ。
決して悪ではないが、私のような人間から見ればいい投資話を持ってはいない。
アパート経営は手っ取り早いが、年寄りには苦労が多すぎるのだ。
それに出口までを計算したら、赤字になることもあるすれすれの世界だ。

彼らはその説明に横文字が多く、ほとんどの素人は幻惑されてしまう。
レバリッジ、リーシング、レンタブル比、サブリース、CF,ROE・・・・・・
こんな言葉に幻惑されて買うのだから理解は不十分、それが涙を誘う。

不動産屋に不動産投資を相談するような馬鹿な真似だけはしないように。
そして、横文字を多用する人間をあまり信用しないことにしよう。
弁護士だって迂闊には信用できない時代なのだから。

「的確な人に的確な質問をする」
これは人生の大切な成功法則ではないだろうか。
相談するときには、先ず自分にとって適切な立場にいる人かどうかを熟慮してから。


とある成功者の老後の夢の果て。施設に入る前は彼の夢を随分と聞かされた。
朽ち果てていく建物を見るたびに何故か涙がこぼれてしまう。

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