街分析(2)

新百合ヶ丘駅近くで賃貸ビル用地を買わないかという話しがきた。
以前、大手の学習塾の塾長とこの駅でお会いしたことがあったが、
ほとんど縁のない駅で、全く土地勘の働かない街である。

仕方がないので、現地に行く前にある程度の予備知識を詰め込んだ。
例によって、小田急新百合ヶ丘駅の一日の乗降客数を調べた。
1990年が約7万、2千年が約10万、2010年が約12万3千。
京急上大岡駅の15万よりは少ないが、成長率は上大岡以上である。

大型の商業施設はイオン、小田急OPA、イトーヨーカドー、OX、・・・
この充実度はかなりのもので、上大岡も及ばない。
そして、ブルーラインが延伸し、2015年にはすすき野まで開通するらしい。
つまりは、将来的に上大岡から地下鉄で新百合ヶ丘まで一本で行けるのだ。


そして、いよいよ今日、車で現地調査に出かけた。
東名川崎インターを通って、片道50分。
王禅寺辺りの住宅街は目を見張る美しさで、いっぺんに気に入った。

駅の北口にある1時間300円の駐車場に車を置き、歩いて調査を開始。
北口を走る「津久井道」は以前寺尾台に売りビルの話しがあり、通ったことがある。
しかし、歩いて見るともっと格段に美しい町であることを再認識。
田園都市線沿線と同じで街の美しさは上大岡のそれとは比較にならない。
本当に、まだ自分が日本そのものをよく分かっていないことを痛感する。

地価を調べて、想像以上に高いことに驚く。
駅から徒歩10分以内の住宅地は坪100万前後、
駅から徒歩3分以内の商業地は坪300万以上、
そして駅周辺は坪400万円以上であった。
ということは、上大岡駅周辺より3割以上高い相場なのだ。

さて、今回のビル用地は買いか否か。
まだ、答えは出せない。
もう少し、調べないと自信が持てない感じがする。

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