私の般若心経 1

「男は振られる生き物;二兎しか追わぬ者一兎も得ず;
考えるよりまず行動を;巧言令色ときめく愛;
近づきながらテイスティング;容易に許す女は軽いのか;
結ばれる直前に考えること;挿入する性とされる性;
男が萎える派手派手下着;セックスは二人の共同作業;
うまくできなかったときには・・・」

渡辺淳一の新刊、「欲情の作法」の目次だ。
買うのも悔しいので立ち読み開始。
30分もあれば読みきれる馬鹿げた内容。
買わなくてよかったとほっとする。

要するに、嘘をちりばめた渡辺の自慢話集。
彼は年を重ねて、益々最低の人間になってきたが、
こんな内容の本が、彼の名前だと飛ぶように売れる。
その表現力を羨む反面、悲しくもなる。
この話で道を間違える人が増えると思うと・・・

多くの人を不幸にして、罰の当たった人は多い。
よく取り上げる大島渚がその筆頭だ。
彼の闘病姿をテレビで見ると、神の存在を確信する。
鳩山総務大臣にもそんな悪い匂いがし始めた。

人間、還暦を過ぎたらできる限り正直でありたい。
あまりの強欲は捨てたいし、負けることも覚えたい。
渡辺、大島、鳩山のような老後は悲しい。

祖父の読経と祖母の写経の姿を見て育った。
なので、般若心経には親しみを感じている。
高校時代には、友人が毎日読経をしていた。
そんな彼は今頃どうしているのだろうか。

般若心経に自分の人生を照らし合わせて
自分なりの「般若心経読解」を書いて見たくなった。
死ぬ前にやる価値のある作業の一つに思えるから。

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