斑尾悠遊

15:リゾートマンションの管理

5百万円以下でしか売れないリゾートマンション。
これは不動産と考えるべきか、動産と考えるべきか。
勿論法律的には立派な不動産だが・・・

ましてや、斑尾のホテルマンションは築30年(下の写真)
人気があるからまだ数百万で売買されているが、
人気のない他のリゾートのマンションなんて
売りたくても買い手がつかないのが現実だ。

知人が30年前に400万で購入した伊豆の土地。
100坪あって水道もきているが、100万でも売れない。
こうなると人に「不動産を持っている」なんて言えない。

斑尾の我らがホテルマンションを管理しているのは「アビラ」
斑尾高原ホテルを所有する上場会社が作った子会社だ。
毎年立派に総会を開き、管理報告書も送ってくる。
リゾートマンション管理会社としてはまあ良心的な方だ。
もちろん、長期修繕計画も作られ、これから30年は大丈夫か。

リゾートマンションでは総会なんて開かれないことも多い。
だから、管理がいいこのマンションに人気が集まるのだ。
とは言え、総会の出席者は100人中の5人前後。
残りの人は置きっぱなしの車くらいにしか考えていないのか。
上大岡のPマンションでも15人位だからしょうがない数字なのか。

この5人の熱意が通じてか、「アビラ」も誠意で対応している。
こんな辺鄙なリゾートのマンションの不動産価値を維持するのは
オーナーの熱意とそれに応える管理会社の誠意しかない。
この二つがかみ合わなければ、耐用年数は半分以下になり
不動産としての魅力も消え、動産的価値になってしまう。
それがリゾートマンションの宿命だ。

カテゴリー: 斑尾のゆめ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です