斑尾悠遊

14:斑尾山の攻め方

斑尾はスキーで有名なリゾート。
なのに、私はスキーがあまり上手くない。
だから、斑尾でのスキーレポートが書けない。
そこで、ホテルマンション仲間の吉田先生に電話。
「斑尾について書いた先生の文章を使わせてください」
勿論、二つ返事で快諾してくれた。
よって、以下はプロスキーヤー吉田強先生の文である。

斑尾は正面の二線と六線から攻めて※1、
それから裏の十二線側※2に回るのが常道です。
中級以上のレベルなら、ここで十分楽しめます。
朝一の狙いも、ここからです。
完璧にならされている斜面の心地よさは、
何事にもかえられません。

上級者にとって、斑尾での最大の喜びは、新雪が降った後の深雪です。
正面を一番上から、そして裏の栃の木※3の急斜面の滑降です。
深雪こそが、スキー滑降の最高の醍醐味なのです。
初心者ゲレンデは、一番左の斜面が最適。

ちなみにヨーロッパの上級スキーヤの滑り方は、
先ず一番にケーブルやゴンドラで、てっぺんまで上り、
そこから一気に滑り降りてくるのです。
それで足腰が鍛えられているのです。その強さは半端じゃないのです。

私がフランススキー留学で一番感心したのも、その点でした。
日本的な下での足慣らしなどは、全くやりません。
スキー上達最大の秘訣、それは長いコースを止まらずに滑ることです。
是非、試してください。
 
 
補足
※1二線:第2クワッド 六線:スーパークワッド
※2十二線側:スーパークワッドから、または第2クワッドから
 第3Aリフトに乗り継いで右方面にトラバースした先のゲレンデ。
 今は、クリスタルコースと呼ばれています。
 田中康夫の何となくクリスタルが流行った頃に命名されたらしい。
※3栃の木:第14リフトの左側のコース。大きな栃の木がシンボル。

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