斑尾悠遊

10:斑尾スキー  

斑尾でのスキーはほとんどが生徒と一緒だったような気がする。
「合格祝いに連れてってください」と言われることが多かった。
私の若いときは、中学・高校時代にスキーなどやっている人は
ほとんどいないか、たまにいてもかなり下手だった。

ところが、教え子は皆上手で、下手な私はよく恥をかいた。
私はコブが大の苦手なのだが、生徒たちは大好きで
わざとコブの多い斜面に連れて行っては私を困らせた。

↑スキー場のレストラン「チロル」

斑尾高原ホテルにはスキー合宿にくる高校生も多い。
横浜の桐蔭高校の生徒はもう何十年もここで合宿をしている。
ところが、彼らはまた更にスキーが上手で、見ていても気持ちよかった。
本当に今の若者は物心両面で恵まれているなとその度に思ったものだ。

斑尾高原ホテル側とタングラム側のゲレンデは行き来ができるので
両方の面積を合わせたらかなりの広さで、一日滑っても飽きることはない。
広いし、雪は概ねパウダースノーだしで、生徒たちは皆本当に喜んだ。


スキー場で生徒たちは皆よく食べた。
写真のチロルやハイジが彼らのたまり場。
滑っては食べ、食べては滑っているので
生徒たちだけが益々上手になった。

あの頃の生徒たちはみんな今頃何をしているのだろうか。
彼らも皆30歳を過ぎてはいるだろうから
自分たちの子供を斑尾へ連れて行っているのだろうか。
たまには会ってみたいものだ。

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