中学生時代、10歳上の人たちは20代。
子供の私にはそんな彼らがやけに立派な大人に見えた。
そして今、玉置宏さん、坂上二郎さん、児玉清さん、長門裕之さんら、
そんな風に感じた10歳年上の芸能人の多くがこの世を去った。
また一つ、歳を重ねた一昨日、
家の近くでそんな立派な大人に思っていた人の一人にばったり。
聞けば、来週白内障の手術をすると言う。
髪の毛は真っ白で、背も随分と縮んだように見える。
ただ、今も口だけは減らない勝気な性格に変わりはないようだが・・・
古希を目前にして、自分はこの爺さんとはかなり違っている。
こちらはほとんどどんなスポーツも出来るし、夜の世界では「お兄さん」
でも、10年後には否応なくこの爺さんのようになっているのだろうか。
はたまた、昭和9年会の多くの芸能人のようにあの世に旅立っているのか。
17年前、50代に突入した時、その10年後が恐ろしく嫌に思えた。
しかし、60代になってみると、まだまだ捨てたモンじゃない。
背を縮めない、血管を詰まらせない、髪の毛を減らさない等など、
若さ維持のためのサプリは飲んでいるが、中々楽しい毎日だ。
しかし、流石に今から10年後は、今のようにはいかないだろう。
10年後の未知の世界、見たいような見たくないような・・・
ただ、今は、思いの外年寄りの人生は楽しいと感じている。
そのことを少しでも我が教え子たちに伝えていくのも私の務めか。
「あゝ 我が後輩よ、君死にたまふことなかれ
後に生まれし君なれば、まだ見ぬ古希の楽しみを
知らずに死にたまふことなかれ」
誕生日おめでとうございます。
年をとっても夜は不良でありたいです。
写真、絵かと思いました・・
ありがとう。
チョイ悪爺さんかな・・・
写真、凄いでしょ。
「これって現実?」って思うほど壮観で美しかった。