飯島愛

「表がワル、中が純」
こんな人が都会のよどみにハマルと
いつかは生きていけなくなる。

学生時代、青山や六本木で遊びまくった。
夜のクラブでは顔パスだった。
かなりいい車に乗っていた。

悪の誘惑は数限りなく、
何度となく危ない思いをした。
「十代の飯島愛状態」だった。

でも、卒業を契機に東京を去った。
中に純が残っているうちに、
そう、ワルに染まる前に逃げた。
だから、飯島愛にはならなかった。
そして、あっという間に65歳。

愛ちゃんが根っからのワルだったら
きっと死ななかっただろうに。
中途半端にワルだったから
苦しんだ、悩んだ、薬を飲んだ。
そして、36歳で死んだ。

その優しさは純な部分から出ていた。
その優しさが死ぬ前の顔に出ていた。
その優しさが親にマンション1棟を贈った。
自分は家も持てなかったのに!

だから、多くの人がその死を惜しむ。
当時も多くの飯島愛がクラブにいた。
今も多くの飯島愛が生まれている。

純な心が残っていたら
ワルになり切れないなら
あの街には住まない方がいい。
あの街の染料には容赦がない。
どんなものでも染め上げる。

不思議:
でも、なんで中国で検索1位になったの?
そんなに彼女は有名だったの?
あの笑顔のせいなの?

写真説明:夕暮れ時のお台場

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