暗い運命を隠す人もいる。
友達に話して、殊更に明るく振舞う人もいる。
そんな不幸の中で特に辛いのは身内のトラブル。
酒乱の夫、身持ちの悪い妻、金癖の悪い父親、病気の母
しかし、どれよりも一番辛いのは子供の病ではないだろうか。
身体障害者の子を持つ親の苦労は並大抵ではないと聞く。
中でも、子供が人様に迷惑をかける精神病だったりしたら、
もう、思わず・・・・・・
そんな辛い人生を歩む多くの人の苦労を知って、
自分なりに「分かる大人」に育ったつもりだった。
だから、毎朝、仏壇に向かって手を合わせている、
色々な意味で・・・・・・・
私の友人が、彼に相談された話を「どう思う?」とふってきた。
それは、出来れば話してもらいたくない暗い話だった。
その友人の子供が精神病で、あちこちで借金を作ってしまい、
その金を親が返さないと家庭内で暴力を振るうという。
それが半端でなく、その度に百万くらいの額で、
そんな事が何度かあって、その親が子供を殺したいというのだと・・・
テレビで報道された悲しい事件のいくつかを思い出した。
自閉症の二人の子供を殺してしまった母親の事件は記憶に新しい。
4年前広島で起きた事件で、判決は「懲役3年、執行猶予5年」
殺人に執行猶予がついたことで、当時かなり話題になった事件だった。
私も、当時は「おかしな判決だ」と友達と話し合ったものだった。
しかし、今回のように顔を知っている人の具体例を知ってしまうと、
「不当な判決とは言えないのでは・・・」と考えざるを得ない。
「子供がもう幸せになれない」と感じた瞬間の親の気持ちは、
いかばかりかと思いやられるが、もちろん理解などできよう筈がない。
だから、怒りの矛先はついつい政治に向けられてしまう。
介護保険制度のお陰で、本当に多くの尊属殺人が減った。
同じように、こんな可哀想な境遇の親を救う制度が欲しい。
逃げられない生き地獄で苦しむ親たちのために・・・
子供手当てと比べたら、選挙での票はあまり集まらない問題だが、
本来、政治が解決してあげるべき難問である気がしてならない。
民主主義は票数が少ない問題には光を当てない傾向がある。
政治が票数のために歪められている現状が嘆かわしい。
私が唱える新民主主義ではこの点も是正したい。
例えば、マイノリティの障害者予算として1千億円を義務付ける等。
御成通りには最近時間貸し駐車場がかなり増えた。
しかし、関内に比べると年間売り上げはかなり低い。
その割には地価が高すぎる。