私の机の両サイドにあるファイリングキャビネット。
これって、まるで私の脳の外付けハードディスクのようだ。
このキャビネットには私の人生の65年分の資料が入っていて
完全に忘れていることも瞬時に取り出せて蘇る。
先日、とある工事の見積もりを依頼した。
「50万円でいかがでしょうか」と言ってきた。
その場では、高いか安いか分からない。
例のキャビネットから以前の類似工事の資料を出す。
2件ヒットし、2回とも35万円くらいだ。
「高くても38万円でお願いします」と知らせる。
こんな風にして、このファイリングキャビネットは
私にとってはなくてはならない存在になっている。
こんな外付けのキャビネットを持たない人は
その人生で損をすることがあるのではないだろうか。
せっかくその人生で積み上げてきた貴重な経験を
生かしきれないのはもったいない。
テラの人生か、ギガの人生か、メガの人生か。
どの人生を選ぶかはその人が決めればいいことだが・・・