資産活用塾と称したセミナーにも行ってみた。
主眼は「後期高齢者を対象にした賃貸住宅」
広義の順に、高齢者円滑入居賃貸住宅(通称、高円賃)
高齢者専用賃貸住宅(高専賃)、高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)
縛りがきつくなるほど公的支援が得られるようになる。
高円賃は建築上の縛りはなく、
高齢者の入居を拒否しなければいいだけ。
特典は、入居希望者の公的紹介が得られ、
大家が一番望む入居率のアップが図れる。
高優賃になると、バリアフリーにしろだの手すりをつけろだの
建築上の縛りが多くなる代わりに建設費に公的助成がついてくる。
もちろん、入居率アップに対する行政の支援も桁違いに多くなる。
日本の高齢者用賃貸住宅は欧米諸国に比べ、たったの三分の一。
ビジネスチャンスとしての市場は限りなく大きいらしい。
それに比べ、単身者やディンクスを対象とする従来型賃貸住宅は
既にその市場はピークアウトし、競争は熾烈を極めている。
ただ、最後の個別相談会で確認したその利回りはそれほどでもなく、
世の中に「美味しい仕事は少ない」という思いを強くした。
やはり、人がまだ目をつけていないことをやる方が
圧倒的に儲けは大きそうだ。
講演者に私が最初に時間貸し駐車場をやったときの利回りを話したら
「そんなに儲かる商売はどこにもない」と目を丸くしていた。
大きな利益を望むなら、あまり人がやっていないことに
いち早く取り組む方がずっといいのは言うまでもないことだ。