90歳まで生きた祖父の口癖
「財産は三つに分けておけよ」
その三つとは、貴金属・株式・不動産
世間で言う、「現金・株式・不動産」とは少し違う
そう、現金がなくて、代わりに貴金属が入っている。
これは世界を股にかけて仕事をし、
二つの世界大戦という激動の時代を生きた祖父らしい考え方だ。
「紙幣は紙切れだ」と言い、
「どんな時代にも頼れるのは貴金属、特に金だ」
そう子供の私に説明していた。
確かに今の私にはほとんど現金や預金がない。
その意味では、言いつけを守った素晴らしい孫だ。
私の現状は余りにも不動産に偏っている。
今回の金融不安で、急に祖父の言葉を思い出した。
「そうだ、もう少しバランスの取れたポートフォリオにしよう」
不動産を減らし、貴金属と株を増やさねば・・・
株はやっぱりインドや中国だろう。
まだ5年はこの二つの国の成長が経済の中心だ。
貴金属はレアメタルがよさそうだ。
オーソドックスに金もいいかもしれない。
「あー、人生って長いなー、いい老後が迎えられますように!」
豆知識:ポートフォリオ
ポートフォリオとは、投資対象の金融商品の組み合わせや
企業経営上の事業の組み合わせ、製品商品販売上の組み合わせなど、
複数以上ある管理運営対象の固まりの全体を指す。
事業にしても投資にしても、事業家や投資家は、
単に個別の期待収益の総和を最大化するだけではなく、
そのリスクも回避しながら、安定的に収益を獲得していく必要がある。
このためには、投資対象及び事業内容、
製品構成などの\””分散\””を図る必要があり、
これを検討した結果がポートフォリオと呼ばれる。