己の愚かさを露呈してまで、なぜブログを書くのか。
答えは、日記に書くよりブログに書く方が緊張感があるから。
そして、書くことで次に何をなすべきかが見えてくるから。
更に、「俺はそうは思わない」という友人との会話も生まれ、
口角泡を飛ばして議論した後、軌道修正までできるメリットがある。
昨日もそんな友人の一人と語り合った。
私が巨大地震の後に何度か関西に不動産を探しに行ったのを知って、
「高木さんが関西に支店を出すなら、俺も出すよ」
そう言って、関西なら何処がいいかを話しに来たのだ。
福島の原発で実際に何が起こっているかが分からない。
もし最悪なことが起こったら、どうするかが我々の最大関心事。
私はともかく彼には何人かの社員の生活を支える責任もある。
次の地震のことも心配だし、何かが起こってからでは遅いのだ。
マスコミのようにのあとづけで政治を批判などしている暇はない。
過去を知り、先を読んで、今行動を起こさなければならないのだ。
20年前の日銀総裁だった三重野以来、日本にはいい事がない。
久米と三重野のニュースステーションでの対談がいまだに忘れられない。
悪夢はあの時以来続いている。
湯浅氏の「貧困ビジネス」という言葉がある。
要するに、貧困層からお金を吸い上げるビジネスのことだ。
中でも、彼らが貰う生活保護費を狙って甘い声をかける手口が有名だ。
しかし、久米のビジネスはそれよりもずっとスケールが大きい。
それが今回の久米の「うっかり2億円寄付」で明らかになった。
「弱者の味方」報道に徹して如何に多くの金を儲けたが暴露された。
母親を入居費数億円の老人施設に入れ、何年間も仕事をせず、
外国を大名旅行しまくった後の2億円寄付という経済力は凄い。
久米、古館、もんた、彼らは巨大偽善事業家としか思えない。
常に弱者に味方する振りをして、美しい言葉の使い方に長けている。
彼らの仕事といえば、20年間何も変っていない。
弱者を探してスタジオに呼び、その苦労話を聞いて、
優しい言葉をかけ、最後にひと言いえばいい、「政治が悪いんですね」
彼らには具体的な案などなく、結果を見て政治家をこき下ろせばいい。
そして、政治家の何十倍の報酬を得て、2億円の寄付となる。
だから、優秀な人は政治家を目指さず、政治の劣化が進んでいく。
彼らの弊害を数値化したら、貧困ビジネスより大きいような気がする。
結果、日本丸は漂流し続けている、放射能の漏れ出しそうな海原を。