Pマンションロビーでの立ち話。
建築会社を定年退職した6階に住む73歳の友人と。
彼は既に「東亜建設工業」の株をかなり買ったと言う。
東北は「陸の鹿島、港の東亜」だと語気を強める。
そして、小沢一郎がもう大活躍しているとも言う。
復興時には入札はなく、工事の割り当てがあって、
後での清算取引になるから利の乗る仕事が多いらしい。
だから、復興株を外国に買われたら富の喪失なのだと。
そして、復興を妨げる多くの法律があることも教えてくれた。
あの瓦礫の山は今の法律では国が片付けられないらしい。
「映像で、道路にある瓦礫だけしか片付けてないだろう?」と訊く。
下手に片付けると後で財産侵害訴訟が起きるらしい。
阪神大震災後に、その法律の整備をすべきだったらしいが、
素人政治家集団の日本の国会はそれに手をつけなかった。
彼も私と同じように、日本の未来に期待が持てないという。
政治の専門家を生まない今の民主主義のままでは・・・
義援金とか援助とかいう美しい言葉が飛び交っているが、
復興とか新しい東北の姿についての議論が少ない。
(私も万の単位の寄付はしたが・・・)
何とかならないのかこの国は。
見違えるような街が生まれる可能性は薄そうだ。
実に寂しい。
Pマンションと同じ年に建ったのにもう大規模修繕をしている建物。
このマンションには専門知識を持つリーダーがいないのだろう。
昔と違って、最近のマンションは性能が良くなったので、
築後15年に第一回目の大規模修繕をするのが常識なのに。
マンション管理には、こうした千万単位の浪費があちこちにある。
それはまるで今の日本の現状を見るようだ。
すでにバングラディッシュ、インド人?のターバン巻いた買い付け商人が水没車を買い取りに行ってるらしいですが、またまた法が邪魔して買い付けできないらしいです。人の敷地に入った自動車を勝手に動かすことが出来ないらしいですね。
津波は水深40mスーパー堤防さえ全く役に立たなかったらしいです。それでもまた港に住むのでしょうか?10mくらいコンクリ柱の高床式のデパート並みのごついマンションじゃないとまた流されるような気がします。