子育てで一番大切なことは「安全」です。
何事も命あっての物種ですから。地震、
火災、津波などの避難対策上、避難ルートは
シンプルが最高です。校舎や園舎に遊具が
多いと創造性が失われるばかりでなく、
安全面でもよくありません。遊具の事故率は
恐ろしいほど高いからです。
次に大切なのは環境です。子供は環境で
育ちます。絵画的環境なら、清楚でセンスの
いい絵がさりげなくかかっていて、校庭や
園庭には四季折々の花が限りなく自然に
咲いていることが理想です。
子供たちの情緒性を育てるのに自然に
勝るものはありませんから,無理に作った
花壇に豪華な花が植わっていても、情緒性
を育むものではありません。
教育の面から、遊具も自然が最高です。
知育の点で最高の遊具の条件は、
「動かせる」「形が変えられる」の二点です。
その典型が、お砂場です。公園の遊具って
動かせません。だから、子供はすぐ遊具に
飽きてしまいます。
近くに公園がありますが、孫たちは遊具
のない海岸の方が圧倒的に大好きです。
遊具のある近くの公園には孫が乳児の頃
以来行ったことがありません。
校舎や園庭には樹木が重要です。特に
四季を感じる樹木が欲しいです。さくら、
もみじ、イチョウ、ケヤキなどがあったら
最高です。チューリップや水仙など球根の
花も子供たちの心を育てます。「優しい子」
の多くは花が好きです。
小動物、例えばザリガニやメダカも子供
たちの情緒性を育てます。そんないろいろな
教育環境を見れば、その親や施設の先生の
人間性が推しはかれます。子育ては愛です。
そして、環境です。
遊具のない理想的な園庭