自己完結の生き方

暮れの日曜日、町興しで汗をかいているMさん
が訪ねてきた。顔色が冴えない彼の第一声は
「もうダメだ、やる気を失った」

色々と協会や市に出した提案がことごとく
取り上げられなかったと嘆く。そんな経験は
誰もが一度や二度は味わっているんだよと慰める。

私より20歳若い分、まだ世の中のことが十分に
分かっていないのだろうか。要するに、町興し
は重要だなんて言っていても、目新しい提案は
ほとんど蹴られるのがこの世の常だということ
が分かっていない。

この世の中、経験を積んだ人なら分かっている、
「自己完結で事を成し、その後世間が認めて
から仲間を増やせ」ということを。

欧米にもそんな格言は多い。
You have to try in solitude at first.
Then you can increase your company.

事を成す人は、その初期には人の助けを当てに
してはいけない。焦らなくても、成功しだすと
自然と仲間が周りに集まってくる。だから、
最初から理解者や賛同者がいないと嘆くの
は大間違いなのだ。

よく成功者が言う言葉に、「若い時には
みんなから疎まれた」というのがある。
英語で言うなら、
I was isolated from all of
my friends, when I was younger.
※in solitude は孤独に、一人で
※in isolationは孤立して、離れて、

よくこのブログに引用するサイバー
エージェント代表の藤田晋氏はこうも言っている。
〇群れる経営者は伸びない。
〇憂鬱でなければ仕事じゃない。
〇絶望が怖ければ、今を熱狂して生きろ。

これこそがMさんに全て当てはまる。だから、
彼に言ったのだ。
「最初は自己完結で挑戦するしかない。
初めから理解者なんて絶対にいない。
今の憂鬱はこの後に来る成功への序章なのだ。
それに、孤独には自由があるじゃないか」

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