市有地有効活用

横須賀市の活性化政策に偉そうに文句ばかり
つけているが、勿論、中には納得することも
多々ある。

例えば、戦艦三笠記念艦隣にある市有地
にホテルを誘致するという条件で公募
事業を行った。実に素晴らしい発想である。

落札したのは、市内に二つのホテルを運営している
「ホテル横須賀」の長尾社長だった。応札額は
約8億。開業予定は2021年12月である。

この場所でホテルが軌道に乗るかは分からないが、
横須賀を知り尽くした長尾社長なら絶対に成功
させるだろう。

このホテルの建設で、ベルニー公園から
三笠公園までの通りはかなり魅力的になる。
更に、今回のホテルはその終点を締めくくる
素晴らしい案だと思う。

加えて、このホテルは横須賀海岸通りへと歩く
人たちにとっては、ちょうど中間地点であり、
その存在価値は計り知れない。

更に、横須賀中央駅周辺が栄えて、
マンションが立ち並び、人口が増えればいい。
しかし、大幅に人口を伸ばすには郊外の開発が
重要だということを忘れてはならない。

昭和40年代の横浜市の資料を分析してほしい。
昭和40年代の人口増加を牽引したのは、
保土ヶ谷区、港北区、戸塚区なのだ。
その増加率はなんと平均70%だ。

これを横須賀市に当てはめると、
久里浜、北下浦、武山、追浜が該当する。
中でも久里浜は、市が力を入れていて、
かなり人口が増加していく行政区だ。

問題なのは北下浦行政区である。長沢駅前は
コンパクトシティ化すれば、マンションも
建てられるし、かなりの人口増加が見込まれる。
更に有望なのは津久井駅前。全く未開発なのだ。
可能性のあるこれらの地区にもう少し日を
当ててほしい。

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